シュリンカーは網ゴムの引っ張り強度を上げるための部品です、網ゴムは初期にはフイルムを保持する強度はありません、ポリ袋をセットするのを容易にする為です。シュリンカーを回転させて引っ張り強度を上げて、保持力が発生します。
シュリンカーは最初にリングを組み立てる時に網ゴムをシュリンカー中央の穴部分に通してプラとプラの間に来るようにセットして下さい。
シュリンカーを使う時はリングが広がる方向(プラスチックの端から離れてゆく方向)に回転させて下さい。回転する方向が合っていないと、解除する時にリングが網ゴムから外れてしまいます。シュリンカーのノブは袋の先端側に来る様にして下さい。
①ストッパー
袋をセットした時にフィルの折り返し部分を少し多めにして、ハンドルで挟み込んで固定して下さい。フィルムの折り返しを深くしますと外れは少なくなります。
バイタンリングは1kg程度(サイズによって異なります)の荷重を前提に作って居りますが。濡れた落ち葉や除草の草、生ゴミ、缶、ガラス瓶、濡れタオルなど重量のある物の場合、又使用するポリ袋の表面の滑り性が非常に良い場合などに、ポリ袋が抜け落ちる事が有ります。一般的な使用ではフィルムの抜けはあまり無いと考えておりますが、この様な重量物の場合には製品に同梱してありますストッパーを使ってフィルムの脱落を防止できます。ストッパーをハンドルの対象位置に使っていただけば5kg程度までの荷重には耐えられます。(下の画像をご参考下さい。)
②シュリンカー
バイタンリングのポリ袋を固定する力は僅かなゴムの伸びる力ですが全周で効くのでかなり強力です。ゴムの伸びる力はシュリンカーを回して強くしますが、シュリンカーはリングが外れる方向に回して下さい(プラの端から離れる方向です)そうしませんと解除する時に網ゴム部分が外れてしまいます。
③袋の掛け方が不揃い
バイタンリングにポリ袋をセットしたときに、掛け方が不揃いで一部分が深く反対側は浅くなりますと、袋は簡単に外れてしまいます。特にプラスチックベルトの細い(50mm幅)タイプでは顕著です。袋を掛ける時には均等に掛けるようにご注意願います。
④ダブルシュリンク
裏技ですがシュリンカーを二回転させます(ダブルシュリンク)とバイタンリングの袋の保持力は倍増します。但し、袋の掛け方がアンバランス(片側が深くて、」浅いところもある)ですと強い力がかけ続けられる事でじわじわと袋が脱落してしまいます。 また、二回転から戻す時に注意しませんとプラスチックが網ゴムから外れます、掛け直せば良いだけなのですが、」ゆっくり戻せば外れずに戻す事ができます。
ハンドルは滑り止めのゴムを付けていますが、静電気でゴムに埃などの小粒子が付きますとスリップ剤になって外れやすく成ります。その場合は濡れ布巾などでゴム部分を掃除して下さい。
地面に押し付けて下部が平になった時にベルトのすぐ内側の部分が山になってゴミの履き込みの邪魔をする事が有ります。この場合山になった部分の外側のバイタンリングにはめた部分を引っ張って、嵌め込みを深くすると山は無くなります。
バイタンリングの最初の組み立てで網ゴムのバンドにプラスチックを通す必要が有ります。この時通す前にプラスチックの角をペンチなどで2−3mmカットしておくと差し込みがとても簡単になります。(作る時にカットすれば良いのですがこの作業だけでプラスチック部分の値段が倍になってしまうため角のままお出ししして居ます。